ブログの中の人・高専パパです。
「高専生の就職率、ほぼ100%らしい」「1人当たり求人70社超」……調べていくうちに、こういう数字をよく見かけるようになりました。
この記事でわかること
- 就職率・求人数の数字が意味すること
- 大卒と何が違うのか
- 親として感じていること
就職率、実際どうなのか
「高専生の就職率はほぼ100%」とよく言われています。
ただこれ、正確には「就職を希望した人の中でのほぼ100%」です。高専生は就職だけでなく、大学の3年次への編入や専攻科への進学を選ぶ人もいるので、卒業生全員が就職するわけではありません。
「就職を選んだ人は、ほぼ全員決まる」というのが実態に近いと理解しています。
求人70社超ってどういうこと
「1人当たり求人70社超」という数字は、子どもが先生から聞いてきたものです。
これは、就職希望者の人数に対して、企業からの求人がそれだけの倍率で来ているという意味です。1人が70社受けるということではなく、選べる側に回りやすいということを意味しています。
私が就職活動してた時は70社でも足りないぐらいエントリーシートと履歴書を手書きで…_| ̄|○
技術系の中堅人材を早く確保したい企業にとって、専門教育を受けた高専卒は需要が高い、という背景があるようです。
どんなところに就職しているのか
「じゃあ実際どんな会社に行くの?」というのが、親としては一番気になるところですよね。学校や学科によってかなり変わるので一概には言えませんが、全国の高専でよく名前が挙がる就職先を、分野ごとにざっくり挙げてみます。
| 分野 | よく名前が挙がる就職先の例 |
|---|---|
| 電力・エネルギー | 各地の電力会社(東北電力・東京電力・中部電力・関西電力・九州電力 など)、電源開発、東京ガス・大阪ガス |
| 鉄道 | JR各社(JR東海・西日本・東日本 ほか) |
| 電気の保安 | 各地域の電気保安協会 |
| 建設(大手ゼネコン) | 大林組・鹿島建設・清水建設・大成建設・竹中工務店 など |
| メーカー | トヨタ・ホンダ・デンソー・パナソニック・三菱電機・川崎重工・京セラ など |
| 通信・IT | NTT・KDDI・ソフトバンク・富士通・NEC など |
※あくまで全国の高専で名前がよく挙がる代表例です。学校・学科・年度によって就職先は大きく変わります。
名前を知らない会社を探すほうが難しいくらい、誰もが知る企業がずらっと並びます。「就職率ほぼ100%+1人あたり求人70社超」という数字の中身は、こういうことなんだな、と妙に納得しました。
そのほかにも、大手の関連企業や地場の有名企業、技術に特化した企業への就職が目を引きます。
ただ、これらの企業へ入るのは実力順。高専に入ったからといって安心できない、とも本人が言ってました。
つまりここから、半○直樹もビックリの熾烈な戦いが幕を開けます!(それはない・・・(;^_^A)
大卒と何が違うのか
| 高専卒(本科卒業)※ | 大卒 | |
|---|---|---|
| 卒業までの年数 | 中学卒業後5年 | 高校卒業後4年 |
| 卒業時の年齢の目安 | 20歳 | 22歳 |
| 専門性 | 実務寄りの専門教育を早くから受ける | 学問領域を幅広く学ぶ(学部による) |
| 扱い | 短大卒(準学士)相当 | 学士 |
※本科・・・5年間の履修期間のこと
「大卒より下」というイメージを持たれることもあるようですが、実務力を評価されて大卒と同等以上の待遇で採用されるケースもあると聞きます。ここは企業や職種によるので、一概には言えません。
編入という道を選べば、大学3年次から学士を取ることもできます。選択肢の幅は思っていたより広いと感じています。
よくある疑問
Q. 就職か進学か、いつ決めるんですか?
学校や学年によりますが、本人が聞いてきた話によると、高学年※になってから具体的に考え始める子が多い印象です。うちもまだこれからです。
※4年生以降
Q. 就職先はどんな業界が多いんですか?
専攻によって変わるので一概には言えません。うちの子の専攻についても、まだ詳しく調べられていません。わかったらまた書きます。
親として感じること
数字だけ見ると恵まれた進路に見えますが、選択肢が多い分、本人が何をやりたいか固めていく作業は必要だと感じています。
親としては、数字に安心しすぎず、本人の希望を聞いていくくらいしかできることはなさそうです。
→ Threads「高専生のトリセツ」


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